看護師を辞めたいけど、その後の生活が不安でやめられない、こんなお悩みありませんか?
人の命を預かるという責任の重さ、人間関係や家庭との両立に悩む毎日は、消耗しますよね。
この記事では、実際に看護師を辞めたことのある筆者の体験談をもとに、辞めた理由・その後の働き方・後悔しないための判断ポイントを具体的に紹介します。
「看護師を辞めても大丈夫」と思える選択肢を一緒にみつけていきましょう。
看護師を二度とやらないと決めた理由
限界だった毎日と崩れゆく心身
休む暇がなく、常に緊張を強いられる環境が看護師の心身を限界まで追い込んでいきます。
月4回以上の夜勤、残業代の出ないサービス残業、そして常に「ミスは許されない」という緊張感、この3つが重なることで徐々に心身に不調をきたしていくのです。
実際に、多くの看護師が以下のような症状を経験しています。
・帰宅後もモニター音やナースコールが幻聴として聞こえ続ける
・夜中に突然目が覚めて「何か忘れていないか」と不安になる
・休日なのに体が重く、ベッドから起き上がれない
・些細なことでイライラして、家族に当たってしまう
これは決してあなたが弱いからではありません。
しかし、このまま我慢し続ければ、心身が壊れて働けなくなり、家族との時間どころか、自分の人生そのものを失ってしまう可能性があります。
私も、子どもの寝顔しか見られない日々が続き、「ママ、今度の休みは一緒に遊ぼうね」と言われても「疲れてるから無理」と断ってしまう自分に、涙が止まりませんでした。
人間関係のストレスと孤独感
身体的な疲労は休めば回復しますが、人間関係のストレスは家に帰っても心に残り続けます。
実際に、看護師の職場では以下のような理不尽な状況が日常的に起こります。
・気分屋の先輩に振り回される
朝は「この方法でやって」と言われたのに、夕方には「なんでそのやり方なの?」と叱責される。
・ミスを押し付けられる
点滴のミスを私のせいにされ、反論すると「言い訳するな」と怒鳴られる。
・感情的な八つ当たり
先輩の機嫌が悪い日は、話しかけても無視され、業務の確認すらできない。コミュニケーションが取れず、職場で孤独を感じる。
私自身も、「今日はあの人の機嫌悪いかな?」と出勤前にビクビクし職場に着く前から胃が痛くなる日々が続きました。
理不尽な扱いが続くと、「私が悪いのかな」「私だけがおかしいのかな」と自分を責めるようになり、どんどん自信を失っていきます。
「やりがい」より重たかった責任とプレッシャー
「やりがい」という言葉だけでは、到底カバーしきれないほどの責任とプレッシャーが看護師には常にのしかかっています。
たとえば、
・夜勤で一人で何人も患者を受け持つ責任
ナースコール対応中に別の患者さんが転倒すれば、「目を離したから」とインシデントレポートを書かされる。
・ミリ単位のミスが許されない緊張感
シリンジポンプの点滴は数ミリ単位でも間違えれば患者さんの命に直結します。
・24時間続く不安
家に帰っても「あの患者さん、大丈夫かな」「何か忘れてないか」と頭から離れなくなる。
私自身も、「点滴のシリンジポンプの押し子、ちゃんとセットできてたかな」という不安が消えず、何時間も眠れませんでした。
この重圧に耐え続けた結果、多くの看護師が心を壊し、「二度とやりたくない」と感じるようになってしまいます。
看護師を辞めたことで感じたメリットとデメリット
それでは、私が看護師を辞めたことで感じたメリットとデメリットについてお話します。
看護師を辞めてよかったと感じたこと
看護師を辞めたことで、長年失っていた自分らしい生活を取り戻すことができました。
・家族との時間が増えた
・規則正しい生活リズムになった
・精神的に安定した
・休日が本当の休日になった
なんといっても、家族との時間が充実しました。
子どもにおかえりと言ってあげられる、一緒に食事ができる。
こんなあたりまえの幸せを日々感じています。
また、以前はナースコールの幻聴に悩まされることも多かったのですが、今は熟睡できています。
サービス残業や休日出勤もなく、家族と出かけたり、友人とのランチを楽しめています。
もしあなたも今、同じように苦しんでいるなら、辞めることで取り戻せるものがあることを知ってほしいです。
看護師を辞めて困った・不安になったこと
「辞めてよかった」と思う反面、経済的な不安や将来への迷いに悩まされたのも事実です。
看護師を辞めてから、以下のような困りごとや不安を感じました。
- 収入が大幅に減った
- 周囲から「もったいない」と言われる
- 将来への漠然とした不安
- 「看護師」という肩書きを失った喪失感
実際に、看護師から事務職をしたら手取りが10万減りました。
そのため、事務職を続けて老後は大丈夫なのか、子どもの教育費は貯められるのか、夫に何かあったらどうするのか、答えの出ない不安が頭の中をぐるぐる回りました。
「せっかく資格があるのに」「また戻ればいいのに」と言われるたび、自分の選択が間違っていたのかと不安に感じて、なぜか自分が小さくなったような気がしました。
メリットもデメリットも両方あるからこそ辞めたあと、後悔しないために、自分自身の気持ちをしっかりと確認する必要があります。
メリット・デメリットをふまえて考えること
看護師を辞めるかどうかに迷ったときは、メリット・デメリットを天秤にかけるのではなく、自分の人生において何が譲れないかを考えることが重要になってきます。
たとえば以下のような視点で考えてみましょう。
- 健康と収入、どちらを優先するか
- 家族との時間と社会的評価、どちらが大切か
- 看護師を「辞める」以外の選択肢も考えたか
- 今の苦しみと将来の不安、どちらが重いか
給料が高くても心身を壊してしまえば、結局働けなくなり収入も途絶えてしまいます。
今の健康状態は本当に大丈夫か考えてみましょう。
そして、子どもの成長は今しか見られない。
「看護師」という肩書きよりも、家族と過ごす時間の方が価値があると感じていませんか。
夜勤のない職場、急変対応の少ないクリニック、訪問看護、保育園など、看護師の働き方は幅広くあります。
職場を変えるだけで状況が改善する可能性もあります。
ナース私は、今現在クリニック落ち着いている状況です!
今すぐ辞めれば楽になるけど経済的不安が残る。
逆に、今の苦しみを我慢し続けた先に本当に幸せはあるかも考えてみて。
私の場合、子どもが『ママ、最近笑ってないね。怖い顔が多いよ』と言った瞬間、収入よりも大切なものがあると気づきました。
この経験が、決断の決め手になりました。
メリット・デメリットを知った上で、自分の価値観に基づいて判断する、これが、後悔しない選択の第一歩です。
看護師を辞めたあとの働き方と選択肢
それでは、看護師を辞めた後の働きかたや選択肢についてお話します。
異業種に転職した体験談
事務職へ転職
「看護師以外の仕事なんてできるのかな」そんな不安を抱えながら、私は事務職への転職を決めました。
- 夜勤がなく、規則正しい生活ができる
- 看護師という環境そのものから離れたかった
- 未経験でも応募できる求人が多かった
- 人の命に関わらないプレッシャーから解放されたかった
朝は家族と一緒に起きて、夜は子どもと一緒に眠れる生活がしたかった。
そして、たとえパートでも、医療現場にいるだけで過去のトラウマがよみがえってしまうため、事務職にしました。
ミスが命に直結する緊張感から、どうしても離れたかった気持ちが強かったからです。
看護師以外のスキルに自信がなくても、事務職なら「未経験OK」の求人がありました。
転職活動の実際
最初は不安だらけでしたが、実際に動き出してみると、苦労もあれば希望もみえてきました。
- 履歴書に書ける「事務スキル」がほとんどなかった
- 面接で「なぜ看護師を辞めたのか」を説明するのが難しかった
- 不採用が続いて落ち込んだ
私は、ExcelやWordは基本操作しかできませんでした。
また、面接では、正直に話すと「メンタルが弱い人」と思われそうで、言葉を選ぶのに苦労しました。
不採用が続くと「やっぱり看護師しかできないのかな」と、何度も心が折れかけたのも事実です。
次に工夫したことをみていきましょう。
- ハローワークの職業訓練を活用した
- 看護師の経験をポジティブに言いかえた
- 正直に気持ちを伝えた
ハローワークの職業訓練にはExcelやWordの基礎を無料で学べる講座があります。
履歴書に書けるスキルをふやしていきました。
看護師の「コミュニケーション能力」「正確性」「責任感」などは、どの仕事でも活かせるスキルとしてアピールできます。
また、「家庭との両立を優先したい」と素直に話すことで、理解ある職場に出会えました。
働いてみた感じたこと
実際に事務職で働き始めて、良かったこともあれば、正直大変だと感じることもありました。
- 心に余裕ができた
- 家族との時間が増えた
- 自分のペースで働ける
- 新しいスキルが身についた
「命に関わるミス」というプレッシャーがなくなり、子どもの「行ってらっしゃい」「おかえり」を毎日言えるようになり、家族の笑顔が増えました。
急な残業や夜勤の呼び出しがなく、予定が立てやすいです。
ExcelやWord、事務処理など、看護師時代にはなかった経験ができました。
次に大変だった点です。
- 収入が大幅に減った
- やりがいを感じにくい
- スキル不足を痛感する
- 「もったいない」と言われ続ける
手取り25万円から15万円程度になり、生活のやりくりは正直厳しい。
また、看護師時代の「患者さんの笑顔」といった直接的な達成感は少ないのは当たり前です。
親戚や知人に会うたび、「せっかく資格があるのに」と言われてもやっとします。
周りの事務職の人と比べて、自分のスキルの低さに焦りもしました。
でも、子どもが「ママ、今日も一緒にお風呂入れるね。」と嬉しそうに言ってくれたり、夜ぐっすり眠れるようになったり、笑顔で過ごせる時間が増えたことは、何よりも大きな変化でした。
もしあなたも「辞めたいけど、その後が不安」と悩んでいるなら、完璧な答えを求めすぎず、まずは一歩踏み出してみることも大切だと思います。
看護師資格を活かせる仕事
「看護師を辞めたい」と思っても、実は病院の環境が辛いだけで、看護の仕事自体は好きという人もいます。
そんな人には、資格を活かせる別の働き方がおすすめです。
以下表にまとめました。
| 職場 | 仕事内容 | メリット | 向いている人 |
| クリニック・診療所 | 外来患者の診療補助、予防接種、健康診断など | 夜勤なし、日曜・祝日休み、急変対応がほぼない | 規則正しい生活を送りたい家庭と両立したい人 |
| 訪問看護 | 患者さんの自宅を訪問しての医療ケアや生活支援 | 患者さん一人ひとりとじっくり向き合える、夜勤が少ない(オンコール対応はあり) | じっくり患者さんと関わりたい自分のペースで働きたい人 |
| 産業保健師・企業看護師 | 企業で働く社員の健康管理、健康診断、メンタルヘルスケア | 土日休み、夜勤なし、医療行為ほとんどなし | 予防医療に興味があるデスクワーク中心がいい人 |
| 保育園・学校の看護師 | 子どもの健康管理、けがの手当て、保健指導 | 夜勤なし、長期休暇あり、急変リスクが低い | 子どもが好き教育現場で働きたい人 |
| 健診センター・検診クリニック | 健康診断のサポート、採血、問診など | ルーティンワークが多く精神的負担が少ない、夜勤なし | 決まった業務をこなすのが得意コミュニケーションが好きな人 |
| コールセンター(医療相談) | 電話で健康相談に応じる、症状に応じた受診勧奨 | 在宅勤務可能な場合もある、医療行為なし | 電話対応が得意体力的な負担を減らしたい人 |
このように、看護師資格を活かせる働き方は、病院勤務以外にもたくさん選択肢があります。
「せっかくの資格がもったいない」と言われて辛い気持ちになっているなら、完全に辞めなくても、環境を変えるだけで楽になれる道を検討してみましょう。
夜勤を避けるならクリニックや企業看護師など、昼間のみの職場がおすすめです。
職場の人間関係のストレスを避けたいなら、訪問看護のように患者さんと一対一で向き合える仕事を選ぶとよいでしょう。
自分が一番苦しんでいる悩みは何かを明確にすると、最適な働きかたがみえてきます。
収入や生活の変化
「辞めたいけど、生活できるのかな?」この不安が一番大きいですよね?
実際に収入や生活の変化を具体的にみていきましょう。
転職先によって収入は大きく変わります。
以下は、厚生労働省の統計データや求人情報をもとにした一般的な目安です。
厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」をもとにした二次的なまとめ記事によると、正看護師(職種「看護師」)の平均年収は 約5,197,000円(約519.7万円) とされています。
ただし、夜勤手当やボーナスを除くと、月々の手取りは下記のような水準になるケースが多いです。
| 働き方 | 月収目安 | 年収目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 病院勤務(夜勤あり) | 25〜35万円 | 400〜500万円 | 夜勤手当で収入アップ |
| クリニック(日勤のみ) | 20〜28万円 | 300〜400万円 | 夜勤なし、残業少なめ |
| 訪問看護 | 25〜32万円 | 350〜450万円 | オンコール手当あり |
| 企業看護師 | 22〜30万円 | 350〜450万円 | 土日休み、福利厚生充実 |
| パート事務職 | 15〜20万円 | 200〜250万円 | 時間の融通が利く |
| パート看護師 | 18〜25万円 | 250〜350万円 | 時給1,800〜2,500円程度 |
・厚生労働省厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
・看護師求人サイト(ナース人材バンク・看護roo!など)の掲載情報を参考に作成。
※金額は地域・経験・勤務形態によって異なります。
私の場合(正看護師→事務職)
・看護師時代:手取り約25万円(夜勤8回込み)
・事務職:手取り約15万円
・差額:10万円/月(年間120万円減)
正直この収入源は家計に大きな痛手となりました。
すぐに、外食や衣服、美容にかけるお金を減らします。
生活リズムの変化
収入は減りましたが、生活リズムは劇的に改善しました。
| 項目 | 看護師時代 | 転職後 |
|---|---|---|
| 起床時間 | 夜勤明けで昼過ぎまで寝ることも | 朝5時起床、家族と朝食 |
| 家事・育児 | 夕方起きて家事、子どもと過ごす時間が少ない | 子どもを学校に送り出してから出勤 |
| 勤務時間 | 夜勤・残業・休日出勤が多い | 17時退社で規則的な勤務 |
| 家族との時間 | 子どもの「おかえり」を聞けない日も多い | 「おかえり」「ただいま」を交わせる |
| 食事 | 一人で食べることが多い | 家族全員で夕食を囲める |
| 休日 | 委員会・看護研究で病院に行くことも | しっかり休める・家族時間が取れる |
| 睡眠 | 生活リズムがバラバラで慢性的な疲労 | 22時就寝で十分な休息が取れる |
正直、お金の不安は今もあります。
でも、子どもとの時間や自分の健康と引きかえにできるほど、お金はすべてではないと気づきました。
辞めるか迷っているあなたに伝えたい判断ポイント
それでは、辞めるかどうかの判断ポイントについてお話します。
今のご自分の気持ちと向き合う参考にしてくださいね。
辞めたい気持ちは一時的なものかどうか
辞めたい気持ちは一時的なものかどうか
「もう無理、辞めたい」と思う瞬間は誰にでもあります。
でも、それが一時的な疲れなのか、本当に心身が限界なのかで、取るべき行動は変わってきます。
以下のチェックポイントで自分の状態を確認してみましょう。
一時的なストレスの可能性が高いサイン
- 休日にしっかり休めば、また頑張れる気がする
- 「この先輩さえいなければ」など、特定の要因がある
- 辞めた後の具体的なプランが全く思い浮かばない
- 嫌なことがあった日は「辞めたい」、良い日は「続けられるかも」と気持ちが揺れる
このタイプの「辞めたい」は、一時的なストレスによるもの。
部署異動や上司との距離を取るだけで改善するケースもあります。
本当に限界のサイン
- 毎日「辞めたい」と感じ、朝起きるのが辛い
- 休んでも疲れが取れず、心身の不調が続いている
- 幻聴や不眠、動悸など、具体的な症状が出ている
- 家族や友人から「最近おかしいよ」と心配されている
- 「このまま続けたら壊れる」という確信がある
ここまで来ている場合は、環境を変えるだけでは回復が難しい状態です。
休職や退職を真剣に考えるタイミングといえます。
自分が本当に望む働き方とは何か
「辞めたい」と思ったとき、まず立ち止まって考えてほしいのが、「自分は本当にどんな働き方がしたいのか」ということです。
そのためには、次の3つの質問を自分に問いかけてみましょう。
- 仕事に何を求めているのか
- 今の職場で何が一番辛いのか
- 5年後、10年後、どんな自分でいたいか
それでは一つずつ解説します。
仕事に何を求めているのか
以下の項目を参考にして、自分が看護師という仕事に何を求めていたのかを問いかけてみましょう。
- 収入の安定 :生活費や将来のために、ある程度の収入は必要だと感じている
- やりがいや達成感:患者さんの笑顔や「ありがとう」という言葉が、自分の原動力になっている
- ワークライフバランス 家族との時間:自分の趣味や休息を大切にしたい
- 人間関係の良さ:職場の人間関係が良好で、気持ちよく働ける環境がほしい
- 専門性やスキルアップ:看護師としてのスキルを磨き、キャリアアップしたい
私の場合、「収入も大事だけど、それ以上に家族との時間を優先したい」という答えが出てきました。
この答えが出たとき、夜勤ありの病棟勤務を続けることが、自分の望む働き方ではないと気づいたのです。
今の職場で何が一番辛いのか
次に辛いと感じる理由を、具体的に書きだしてみます。
- 夜勤が辛い:生活リズムが崩れて、体調不良が続いている
- 人間関係が辛い:先輩の理不尽な態度や、職場の雰囲気がストレス
- 責任の重さが辛い:ミスが許されないプレッシャーに、常に押しつぶされそう
- 家庭との両立が辛い:子どもとの時間が取れず、母親としての罪悪感がある
- 看護師という仕事そのものが辛い: 医療現場そのものが、もう自分には合わないと感じている
ここでのポイントは、「職場を変えれば解決するのか」「それとも看護師という仕事自体が辛いのか」を見極めることです。
たとえば、
・夜勤が辛い → クリニックや企業看護師なら解決する可能性がある
・人間関係が辛い → 職場を変えれば改善するかもしれない
・責任の重さが辛い → 訪問看護や健診センターなら負担が軽い
・看護師という仕事そのものが辛い → 異業種への転職を考える時期かもしれない
私は、「夜勤も人間関係も辛いけど、それ以上に『命に関わる責任』そのものが重すぎる」と気づきました。
だから、異職種の事務職を選びました。
5年後、10年後、どんな自分でいたいか
今の辛さから目をそらさず、でも未来にも目をむけてみてください。
たとえば、
・子どもの成長を間近で見守れる母親でいたい
・夜ぐっすり眠れて、心身ともに健康でいたい
・看護師として専門性を高め、認定看護師として活躍したい
・経済的に安定して、老後の不安がない生活を送りたい
私の場合、「子どもが小学生になるまでに、母親としてちゃんと向き合える時間を持ちたい」という答えが出ました。
そして、その答えを実現するために、看護師を辞めるという選択をしたのです。
これらの質問に答えることで、あなたが本当に望む働き方がみえてきます。
| 優先したいこと | 向いている働き方・職場例 | ポイント |
|---|---|---|
| 収入を最優先したい | 夜勤ありの病棟勤務 | 夜勤手当・ボーナスで収入アップが見込める |
| やりがいを重視したい | 訪問看護・専門分野(ICU、手術室など) | 患者さんと深く関われる・スキルが活かせる |
| 家族との時間を大切にしたい | クリニック・企業看護師・異業種転職 | 日勤のみ・土日休みなどでワークライフバランス良好 |
| 心身の限界を感じている | 休職・退職を検討 | まずは休むことを最優先。専門機関への相談も視野に |
そして、忘れないでほしいのは、「今の答え」は「一生の答え」ではないということです。



子どもが小学生になって、現在はクリニック看護師として働いています
私の看護師仲間の中にも、「子どもが小学生のうちはパート、中学生になったら夜勤復帰」という働き方をしている人もいます。
ライフステージに応じて働き方を変えることは、決して「ブレている」わけではなく、その時々で自分にとってベストな選択をしているということです。
あなたが本当に望む働き方は何ですか?
その答えが、あなたの進むべき道を教えてくれます。
辞める前にやっておきたい準備
「辞めたい」という気持ちが固まったら、勢いで辞めるのではなく、しっかり準備することが後悔しないためのポイントです。
何の準備もせずに辞めてしまうと、仕事選びに焦ったり、辞めたことを後悔したりするリスクがあるからです。
事前に準備することは以下の5つです。
①生活費の計算と貯金の確認
②転職先の情報収集
③家族への相談と理解を得る
④退職のタイミングと手続きの確認
⑤自分の気持ちを整理する
事前にしっかり準備をしておけば、辞めた後も安心して次のステップに進めます。
①生活費の計算と貯金の確認
まず最初にやるべきことは、「収入が減っても生活できるか」を具体的に計算することです。
- 毎月の固定費(家賃、光熱費、保険、ローン、通信費など)を書き出す
- 食費、日用品、子どもの習い事など変動費も含めて、最低限いくら必要か計算する
- 収入が減った場合、どこまで削れるか検討する
- 最低でも生活費の3〜6ヶ月分の貯金があると安心
私は辞める前に、家計簿を3ヶ月分見直し、「外食を減らせば手取り15万円でもやっていける」という目処を立ててから退職を決めました。
②転職先の情報収集
辞めてから焦って探すのではなく、在職中に情報収集をしておくことが大切です。
- 転職サイトに登録して、どんな求人があるか見ておく
- 看護師資格を活かせる職場(クリニック、訪問看護、企業看護師など)もリストアップ
- 異業種に転職する場合、ハローワークの職業訓練や資格取得の情報を集める
- 実際に求人に応募してみて、面接の手応えを確かめておく
私の場合、退職の2ヶ月前から転職サイトに登録し、「事務職・未経験OK」の求人が意外と多いことを知って安心しました。
③家族への相談と理解を得る
一人で抱え込まず、家族に正直に気持ちを伝えましょう。
- 今の辛さ、辞めたい理由を素直に話す
- 収入が減ることへの不安も共有する
- 家族から「あなたの健康が一番大事」と言ってもらえるだけで、心が軽くなる
私の夫は最初、「もう少し頑張れないの?」と言いました。
しかし、私の不眠や涙が止まらない姿を見て、「健康を失ったら元も子もない。辞めよう」と背中を押してくれました。
家族の理解があるかどうかで、辞めた後の精神的な安定感が大きく変わります。
④退職のタイミングと手続きの確認
辞めると決めたら、スムーズに退職できるよう準備しましょう。
- 就業規則で退職の申し出期限を確認(通常1〜2ヶ月前)
- 有給休暇の残日数を確認し、消化できるか調整する
- 退職後の健康保険(任意継続 or 国民健康保険)、年金、失業保険の手続きを調べておく
- 次の職場が決まっていない場合、失業保険の受給要件を確認する
私は退職の1ヶ月半前に師長に伝え、有給を消化しながら引き継ぎを行いました。
事前に手続きを調べていたおかげで、退職後の保険や年金の切り替えもスムーズにできました。
自分の気持ちを整理する
辞めることへの罪悪感や後ろめたさを感じているなら、それを書き出してみましょう。
たとえば、
・「患者さんを見捨てるようで申し訳ない」
・「せっかく資格を取ったのにもったいない」
・「周りからどう思われるか不安」
これらの気持ちは、真面目で責任感の強いあなただからこそ感じるものです。
でも、忘れないでください。
あなたが壊れてしまったら、誰も助けてくれません。
信頼できる友人やカウンセラーに話を聞いてもらったり、他の人の体験談を参考にしましょう。
準備をしっかりすることで、辞めた後の不安が減り、前向きに次のステップに進めます。
焦らず、でも確実に、一歩ずつ進んでいきましょう。
まとめ
「看護師を辞めたい」と思うことは、決して甘えでも逃げでもありません。
それは、あなたが自分の心身と真剣に向き合っている証拠です。
限界を感じているなら無理をしないでほしい。
心身を壊してまで働き続ける必要はありません。
看護師を辞めても人生は続きます。
新しい働き方、新しい生き方が必ず見つかります。
準備をしっかりすれば、後悔は減らせる。
計画を立てて動くことで、安心して次のステップに進めます。
もしあなたが今、「辞めたいけど、その後が不安」と悩んでいるなら、まずは自分の気持ちに正直になってください。
そして、一人で抱え込まず、家族や信頼できる人に相談してみてください。
辞めるかどうかは、あなた自身で決めていい。
周りの「もったいない」と言う言葉ではなく、あなたの気持ちを優先してください。
あなたがどんな選択をするにしても、あなた自身を責めないでください。
あなたはもう十分頑張ってきました。
あなたの人生は、あなたのものです。


