【看護師転職14回】回数が多くても大丈夫!辞めてもいい理由とは?

「転職、もう何回目だろう…? 回数やばくない?」

気づけば私は、看護師として14回も転職していました。

大手サイト『スーパーナース』によると、

転職回数がネガティブイメージとならないのは何回まで?

一般的には20代で2回まで、30代で3回まで、40代で4〜5回までが“セーフ”ライン。
それ以上になると、「うちの職場でも長続きするかな…?」と不安に思われる可能性もあるそうです。

https://www.supernurse.co.jp/useful/9731/

世間的には、確かにそうなのかもしれません。


でも、看護師の現場で働いていると続けられないには続けられない理由があったのです。

最初のうちは、「また転職しちゃった…回数が増えたな…」と自分を責めることもありました。

しかし今では、胸を張って言えます。

辞めてもいいよ。
続けられない職場には、ちゃんと理由がある。

夫の転勤、夜勤のつらさ、人間関係…。

いろんな職場を転職経験する中で、「ここは違うな」と感じた瞬間が何度もありました。

でもそのたびに、「じゃあ次はどう働きたいか?」を考えるきっかけにもなったんです。

転職を繰り返したからこそ見えた、「合わない職場の共通点」や「長く続けられる場所」の特徴があります。

この記事では、転職14回の私が体験をもとに、看護師が「辞めても大丈夫」な理由をお伝えします。

目次

看護師は転職回数が多いと不利?その理由は?

一般的な“セーフライン”とは

看護師はどの年代でも人手不足で、求人が多い職種ですよね。

そのため転職自体は珍しくありません。

しかし、「転職回数が多い。」と聞くと採用側が少しためらうケースもあります。

ナース

看護師として、転職回数が多いってやっぱり不利なのかな?

年代別の転職経験の有無、転職回数について以下は、株式会社ナースステップによるものです。

年齢転職経験なしの割合転職経験ありの割合
20〜29歳81.6%18.4%
30〜39歳53.5%46.5%
40〜49歳38.4%61.6%
50〜59歳32.7%67.3%
60歳以上31.7%68.3%
合計49.5%50.5%

参考:日本看護協会「2021年 看護職員実態調査」統計表21

【転職経験者のうち、今までに所属した勤務先数について】

年齢1〜2カ所3〜4カ所5〜6カ所7カ所以上平均職場数
20〜29歳82.0%17.0%1.0%1.8カ所
30〜39歳63.5%32.1%3.6%0.7%2.3カ所
40〜49歳47.2%37.9%11.1%3.8%3.0カ所
50〜59歳37.5%37.6%17.4%7.5%3.6カ所
60歳以上43.3%34.0%14.9%7.7%3.8カ所
合計50.3%34.7%10.9%4.2%3.0カ所

参考:日本看護協会「2021年 看護職員実態調査」統計表22

https://www.nurse-step.com/column/job/average_job_changes.php

確かに、履歴書に10個以上の勤務先が並ぶと、

「忍耐力がないのでは?」「人間関係に問題があるのでは?」と誤解されがちです。

でも、実際に現場で働いたことがある人ならわかるはず。

“辞めたくなる理由”は、決して単純なものではないんです。

なぜ看護師は転職回数が増えやすい?

看護師という仕事は、体力・精神力の両方を使う「感情労働」になります。

患者さんや家族、医師、同僚など、多方面に気を配らなければいけません。

どんなに優しい人でも感情がすり減ってしまう瞬間があるのです。

特に、転職が増えやすい理由としては次のようなものがあげられます。

理由内容
夜勤・残業が多い生活リズムが崩れ、体調を壊す人が多い
人間関係のストレス派閥・上下関係・指導の厳しさ
職場ごとの方針の違い看護観のズレやマニュアルの多さ
結婚・出産・転勤などライフイベントで環境を変える必要がある

筆者自身も、夫の転勤がきっかけで職場を変えたり、「夜勤が限界」で辞めたことがあります。

ナース

体が資本だから体調崩してたら元も子もないですよね。

つまり、看護師の転職回数は「問題」ではなく「背景があること」がほとんどなのです。

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転職して気づいた「あわない職場」の共通点

転職を14回繰り返してきて気づいたのは、“辞めた職場には共通点がある”ということです。

「自分が悪かったのかな」と思っていました。

しかし、振り返るとどの職場も、ある意味では“長く続けるのが難しい環境”でした。

ここでは、私が実際に感じた「あわない職場の共通点」を紹介していきます。

共通点①人間関係の温度差が激しい職場

転職して気づいた「あわない職場」の共通点の1つ目は、

人間関係の温度差が激しい職場

になります。

看護の現場はチームワークが命です。

でも、そのチーム内で「誰が発言できるか・できないか」が決まっているような職場もありました。

「また○○さんの機嫌が悪い」「新人にきつい人がいる」

そんな空気の中では、どれだけ頑張っても心が疲れてしまいます。

私も、カンファレンスで発言しただけで「生意気」と言われたことがありました。

そんなとき、「ここでは自分らしく働けない」と感じ、退職を決意しました。

共通点②忙しすぎる職場

転職して気づいた「あわない職場」の共通点の2つ目は、

忙しすぎる職場

になります。

看護の現場って「人手が足りないから仕方ない」と言われるのが通常ですよね。

業務量が多すぎて、患者さん一人ひとりと向き合う時間が取れないことも当たり前です。

仕事を“こなすだけ”になってしまうと、初心の「寄り添いたい看護」がどんどん薄れていきます。

夜勤明けにヘトヘトで帰宅して、「今日、私、何をやっていたんだろ?ちゃんと看護したかな…?」

と涙が出たこともありました。

共通点③上司との価値観が合わない職場

転職して気づいた「あわない職場」の共通点の3つ目は、

上司との価値観が合わない職場

になります。

看護の世界は、病院ごとに「常識」が全然違います。

患者さんよりも書類優先、声を上げづらい雰囲気、根性論が支配する上司などなど。

そうした職場では、いくら努力しても自分の看護観を大事にできません。

私の場合も、「笑顔よりもスピード」と言われた職場では、どうしてもやりがいを感じられませんでした。

共通点④前向きな人が辞めていく職場

転職して気づいた「あわない職場」の共通点の4つ目は、

前向きな人が辞めていく職場

になります。

「辞める人の傾向」を見ると、その職場の雰囲気がわかります。

いつも明るくて頑張り屋で優しい人ほど疲れ果てて辞めていく…

そんな場所は、だいたい改善されることはありません。

私も、「あの人まで辞めたの…?」と聞くたびに、「もう無理しなくていい」と心の中で決心していました。

どんなに頑張っても、合わない環境では心がすり減ってしまいます。

でも、それを経験したからこそ、「自分が大切にしたい働き方」が少しずつ見えてきたんです。

それでも辞めてよかったと思う理由

転職を繰り返すたびに、「また辞めちゃった…」と落ち込む時期もありました。

でも、14回目を迎えた今だからこそ、はっきり言えます。

「辞めてよかった」と思える理由が、ちゃんとあるんです!

「いや、そんなに転職回数重ねる前にわかっただろう。」といわれるかもしれません。

人間に個人差があるからそこもご理解していただきたいです。

理由①自分の大切にしたいことがみえた

看護師転職回数14回、それでも辞めてよかったと思う理由の1つ目は、

自分の大切にしたいことがみえた

になります。

最初のころは、「夜勤がつらい」「人間関係が合わない」などって定番ですね。

ナース

目の前のただただ「つらさ」から逃げたくて辞めてました

でも、いろんな職場を経験するうちに、わかったことがあります。

「どんな環境なら自分らしく働けるのか」が少しずつ見えてきたんです。

たとえば、私は“患者さんとじっくり関われる時間”に心の豊かさを感じました。

逆に「常に走り回って終わる日々」だと心が疲弊してしまう。

自分の“軸”がわかったことで、次の職場選びも迷わなくなりました。

理由② 無理に我慢しなくなった

看護師転職回数14回、それでも辞めてよかったと思う理由の2つ目は、

無理に我慢しなくなった

になります。

以前の私は、「すぐ辞めるのは悪いこと」だと思いこんでいました。

「石の上にも三年」「どんな職場でも我慢が美徳」

そんな“昭和・平成型の働き方”が、私たちの世代には染みついていますよね。

終身雇用が当たり前だった時代の価値観を、知らず知らずのうちに背負っている。

だから、「続けられない=根性がない」と感じてしまう。

でも、医療現場って、昔と比べても業務量も責任も圧倒的に増えています。

「何かあればすぐに訴えられる。」

当時の“我慢すればなんとかなる”が通用しない世界になっているんです。

私自身、限界まで我慢した結果、体調を崩したり、笑えなくなったこともあります。

ナース

“続けること”よりも、“自分を守ること”が大切。

そう気づけたのは、辞めた経験があったからです。

心や体が悲鳴をあげているなら、そこはあなたの居場所じゃない。

逃げるのではなく、“選び直す”勇気を持てるようになりました。

理由③ 経験が「強み」になった

看護師転職回数14回、それでも辞めてよかったと思う理由の3つ目は、

経験が「強み」になった

になります。

転職回数が多いと、マイナスにみられることは明らかです。

でも私は、今ではそれを“武器”だと思っています。

どんな職場にも適応できる柔軟さ、人間関係の空気を読む力、トラブルを予測して動ける力。

それらは、転職を重ねる中で自然と身についたスキルです。

どんな現場でも、初日からある程度の流れが読めるのは、「場数を踏んだ人」だけの強みだと思います。

ナース

空気を読む力は最強になりました!

理由④ 同じように悩む人に寄り添えるようになった

看護師転職回数14回、それでも辞めてよかったと思う理由の4つ目は、

同じように悩む人に寄り添えるようになった

になります。

いま、後輩や友人から「辞めたいけどどうしよう」と相談を受けることがあります。

昔の私なら「もう少し頑張ってみたら?」と返していたかもしれません。

でも今は、「無理して続けなくていいよ」「辞めるのも立派な選択だよ」と、心からいえます。

いろんな痛みや迷いを経験したからこそ、人の弱さに寄り添えるようになった気がします。

転職を繰り返したからこそ見えたものが、確かにあります。

“失敗”ではなく“経験”値として、自分の人生に積み重なっている。

それが、今の私にとっての一番の財産です。

まとめ

「転職の回数が多い=悪いこと」ではありません。

むしろ、いろんな職場を経験したからこそ見えてくる“自分に合う働き方”があります。

看護師は、職場ごとに人間関係や雰囲気がまったく違う仕事です。

無理に1つの職場にしがみつくよりも、「ここでは自分らしく働けない」と気づけた自分を褒めてあげてほしい。

転職の回数は、あなたの“迷いの数”ではなく、“自分を大切にする決断をした数”なんです。

どれだけ転職を繰り返しても、あなたの価値は変わりません。

それどころか、経験の分だけ“優しい強さ”が増えていくのだと思います。

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